今年は、神奈川県大会の開会式から、球場に足を運んで見届けた夏でした。
(沢山留守して、すみませんでした)
2010年の悔しさ・・・。
あの、球場全体の仙台育英コ─ルは、
自分には、興南のハイサイおじさんに聞こえました。
でも、あの時は、球場渦巻く沖縄の台風に飲み込まれて、ただ呆然とする門馬監督でしたが、
今年は最後の最後まで、
選手よりも、一番大きな体で、一番大きな声を出して、立ち向かっていました。
あの時、解説席から、本当に怖い声で「なぜだ!」と喝ってた横浜・渡辺監督の、
「とっくに僕を超えてますよ」と、門馬監督を評する安堵の表情を観て、
神奈川の夏が、やっと終わったことを実感。
最後の一日まで、球場に連れて来てくれて、東海大相模のみなさま、
本当に、有難うございました。
横浜高校出身の投手の言葉ですが、
門馬監督、リベンジしましたね!
↓プレイバック5年前↓
「はいさおじさん」
(すみません、今日は、超神奈川県民的視点で書かせて頂きます・・・)
正直、東海大相模が優勝すると思っていました。
(当然、神奈川県民の希望も入っています)
・・・で、優勝したら、
一二三投手でも、選手でもなく、
(本当に美味しい、湘南で飲む生ビールのように)
コクとキレがある、
東海大相模の“解ってる”応援の素晴らしさを書こうと決めていました。
甲子園で、興南の2回戦を観戦した時のこと。
あれっ?と思って関係者に聞いたら、
“ハイサイおじさん”は歌詞に問題があるとして興南の応援歌から外したとの事。
(じゃぁ、山本リンダの狙いうちはどうなんだぁ、という次元の話ですが・・・)
その時はあまり気にしていませんでしたが、
その後、やっぱり“ハイサイ”を望む声が高まり、
準決勝の報徳学園戦から、こちらも劇的逆転、復活を果たしていました。
本日の決勝。
横浜・渡辺監督と、帝京・前田監督が、
さすがにもう我慢ができず、
(高校野球解説ではちょっとありえませんが)、
“こんな時は、監督が間を取らなくちゃ”みたいなことを話していました。
(もちろん、NHKではなくABCだからこそですが・・・)
あの、とにかく興南打線が火を噴いて止まらない、
そう、誰もがその解説に「おっしゃる通り!」と思った4回裏です。
それだけ、甲子園は異様な雰囲気でした。
その
(阪神戦7回裏六甲おろしのように)
沖縄スイッチが“ON”になって球場を渦巻いたのは、
テレビでも解るほど、興南アルプスがウォーッ!っと沸いた、
そうです、あの“ハイサイおじさん”の演奏が始まった瞬間(とき)のことでした。
テレビや、解説席では、まだ冷静に「ここで間を取らないと」と試合を観れますが、
恐らく一二三投手も、
守っている東海大相模ナインも、
そしてベンチまでも、
興南アルプスの大歓声とともに、
あの同じリズムが延々と続く“ハイサイ”のトランスに、
完全に飲み込まれていた4回裏でした。
(エラーだけでなく、イレギュラーまで強いられる結果に・・・)
“ハイサイ”は、興南ではなく、
沖縄の魂(ソウル)です。
ここが、東海大相模と異なっていました。
東海大相模アルプスには、東海の魂はありますが、
沖縄ほどの、神奈川の魂はなかったと思います。
(もし東海大相模が優勝していたら“神奈川県民のおかげです”と言うでしょうか・・・。ここが、悔しく、また沖縄が羨ましくもある所です)
本日の決勝、
興南vs東海大相模、ではなく、
沖縄vs神奈川、でもなく、
沖縄vs東海大相撲、だから敗れたような気がします。
狙いうちや、
タッチや、
わーたしピンクのサウスポーは、
今や対戦する両校から聴こえる応援歌です。
やはり、甲子園という、
地域を背負った大舞台での“ここぞ”という時は、
“ハイサイ”のような県民総動員“ソウル”が必要だと思います。
(北海道代表アルプスが松山千春を唄うように・・・)
そう、例えば、
神奈川代表だからこそ、球場全体を神奈川化させる、
サザンメドレーとか・・・。
(結構、本気でそう思います。勝手にシンドバッドから延々と・・・)
東海大相模応援団だからこそ、
そんな神奈川を背負った応援、期待したいです。
“神奈川を制するものは全国を制す”
この言葉を、
アルプスも一緒になって、再生してくれればと、思います。
興南の皆様、そして沖縄の皆様、
優勝おめでとうございます。
そして、東海大相模の皆様、
栄冠は、興南だけでなく、
33年ぶりの縦縞にも、キラキラと輝いています。
胸を張って、神奈川に戻って来て下さい。
今日まで、本当に素晴らしい夏を、ありがとうございました。
また来年、夢に向かって。
TEAMLLKIDS日記